環境省はこのほど、(株)脱炭素化支援機構の全国説明会を企画し、日程を公表した。7月27日の岡山会場を皮切りに、8月22日まで全国7カ所で開催する。
同機構は脱炭素化に資する事業に資金供給を行う組織で、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、前例に乏しく投融資の判断が困難な事業、認知度が低い、関係者の理解が得られにくいなど、民間での資金調達が難しい事業に対しても積極的な判断を行う。FITによらない再生可能エネルギー事業、プラスチックリサイクル等の資源循環、食品・廃材等のバイオマス利活用、森林保全と木材・エネルギー利用など想定する事業の幅は広く、すでに社長候補に同機構の前身となる(一社)グリーンファイナンス推進機構常務理事を務める田吉禎彦氏(日本興業銀行やみずほコーポレート銀行など歴任)を内定するなど、今年10月の設立に向け準備が進められている。(続きは本紙で)