(一社)浄化槽システム協会(JSA)の調べによると、令和4年に海外に設置された浄化槽は5486基(対前年比1954基減)で、累計設置基数は5万181基に達したことが分かった。これまでの実績の伸びは中国が牽引してきた側面があるが、中国における令和4年実績は283基(同3519基減)まで減少し、これまでも増加の著しかったアメリカが2663基(同1134基増)、オーストラリアが1804基(同318基増)まで増加した。
また中国、アメリカ、オーストラリアの他は、スリランカが168基(同75基増)、インドが154基(同43基減)、ドイツが114基(同6基増)、ベトナムが110基(同85基増)、ミャンマーが69基(同28基増)などとなっている。
かつては9064基(平成30年)もの出荷基数を誇った中国が失速したことにより、単年での出荷基数は減少したが、その他の国では徐々に出荷基数が伸びており、今後も実績としては積み上がっていくことが期待される。(続きは本紙で)