政府の令和4年度予算案が12月24日に閣議決定され、循環型社会形成推進交付金の浄化槽分として前年度同額の86億円が計上された。助成メニューの拡充は、令和3年度補正予算にも先行して盛り込まれたくみ取り転換の宅内配管工事費補助、公共浄化槽事業の推進や個人設置型浄化槽の維持管理適正化に向けた一部補助、廃止単独槽の雨水槽転用事業の全てが実現したほか、旧・省エネ型浄化槽システム導入推進事業のリニューアル事業、再エネ設備と併せて可能な省エネ型浄化槽の導入支援事業の実施が決まった。
くみ取り転換での宅内配管工事費補助は、従来から単独処理浄化槽を合併転換する際に行われていた補助の拡充で、くみ取り便槽から合併転換する場合でも便槽撤去に上限9万円、宅内配管工事費に上限30万円の補助を行う。あくまで市町村に対する補助のため、実際に補助を受けるにはまず市町村において同助成メニューを採用する必要がある。(続きは本紙で)