政府は3月9日、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案を閣議決定した。プラスチック資源循環戦略で掲げるプラスチックの3R+Renewable(代替素材への転換等)を推進するため、環境省と経済産業省の合同会合で検討されてきたもので、プラスチック製品の設計段階における環境配慮指針の策定、使い捨てプラスチックの使用合理化(削減)、使用済みプラスチック製品の容器包装リサイクルルートを活用した回収・リサイクルなどを盛り込んでいる。
法案の概要は、まず主務大臣(環境大臣等)に、プラスチックに係る資源循環の促進等を総合的かつ計画的に推進するための基本方針を定めることを規定している。基本方針は海洋プラスチック問題や地球温暖化対策に係る施策と整合性を取りつつ、プラスチック廃棄物の排出の抑制、再資源化に資する環境配慮設計、ワンウェイプラスチックの使用の合理化、プラスチック廃棄物の分別収集、自主回収、再資源化に関する事項について策定する。(続きは本紙で)