バイオマス産業都市、新たに4町を選定

 農林水産省などバイオマス関係7府省はこのほど、バイオマス産業都市として新たに4町を選定した。北海道浜中町、群馬県長野原町、滋賀県竜王町、広島県世羅町で、内容は次のとおり。
▽浜中町…家畜ふん尿を中心に、水産廃棄物、汚泥、食品残さと合わせてバイオガスプラントにてメタン発酵処理を行う。町、さらに町内の農林漁業関係機関、環境保全団体、有識者で構成する協議会が主体で、収集運搬、製造、利用までの経済性が確保された一貫システムを構築し、各バイオマスの利用率100%を目指す。バイオガス製造量は日16m3を見込み、経済波及効果は19.74億円、就業誘発人数182人を想定する。
▽長野原町…家畜排せつ物、厨芥類、食品工場残さ、製材端材、間伐材等の廃棄物系バイオマス、未利用バイオマスを複数プロジェクトによってメタン発酵や炭原料として活用する。経済波及効果は2800万円、就業誘発人数は8人を想定する。(続きは本紙で)